MMA部誌、表紙のすべて
これは、 MMA Advent Calendar 2016 19日の記事です。
自分はMMAに所属していて、合宿に行ったり鍋を食べたりしています。
でも
技術的なこと全然してない。
ということで、今回は僕がMMAに在籍する中で長く担当している部誌の表紙の話をします。ほぼデザインの話。
部誌とは
MMAは毎年(だいたい)春と秋に部誌「百萬石」を発行しています。夏に出すこともある。
バックナンバーはPDFで置いてあります。
今年の夏号はコミケで委託したりしてました。
表紙
2014年の秋号から僕が作ってます。
ところでこれは結構関係ないことでも言えるんですが、何かするときに一回ルールを決めてしまえばあとは結構労力が少なく済んだりします。
というわけで、部誌の表紙もある程度のルールを決めて作っています。
ルール
レイアウト
実は、僕が最初に作った2014秋号以降一切変更してません。
最初に決めるときには、文字の端から紙面の端までの余白を統一しました。右寄せ左寄せどちらのパターンもありますが、余白は一定です。
あとは、視線の動きを考えながら決めるということをしました。
上から下に、左右に動かしながらという具合で動きます、多分。
フォント
フォントですが、できるだけ誰でも扱えるように源の角ゴシック(Source Han Sans)を使っています。
このフォントはAdobeとGoogleの共同開発で作られたフリーフォントで、フリーなのにウェイトが豊富で日本語も英字もきれいなのでかなり使いやすいフォントだと思います。
色
色の説明をする前に、背景写真の話をします。
適当なところで撮ってきた写真を背景にしている(学内メインでたまに井の頭公園が挟まる)わけですが、この背景写真の色が重要です。
というのも、文字色を決めるときには基本的にスポイトツールで背景写真から抽出した色のみを使うことにしているからです。
色の数は少なければ少ないほどよいと思っていて、そのためには複数色の塊である写真の中から抽出するのが良さそうというわけです。
もちろん、背景との色かぶりを避けるために配慮は必要ですが、奇抜な色で浮くこともないし、色の設定に困ることがあまり無いので、いまのところいい感じです。
その他
もっとたくさんあるかなと思ったけどそんなになかったので渋いですね。
デザインはとにかく揃えることみたいな感じがあり、その通りだと思います。
できるだけ紙なり画面上なりのバリエーションを減らすことが近道なのかなあと思っています。
最も、自分が今のところ引き算のデザインしかできないからというのも大きいわけですが。
他のところで制作するときもだいたい同じようなことを気にしていて、例えばこれとかこれです。文字組みメインの裏面は文字の大きさの種類をできるだけ少なくするようにしています。あと位置を揃えている。
これは告知なんですが、今週12/22,23,24で上の舞台に出演するのでぜひ見に来てください。
で、このルールというのも、自分で考えたわけではない(本職にしてる人が見たら鼻で笑われるレベル)だし、大体この本で書いてあることだったりします。(アフィではない)
伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール
- 作者: 高橋佑磨,片山なつ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/08/05
- メディア: 大型本
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この本、理系のポスターとかスライドをきれいに作るためのことがたくさん書いてあって、よい。
作りたい人がいればどんどん任せていきたいと思っているので、名乗りを上げてほしい。やっていきましょう。
明日の担当はMizunashi Manaさんです。